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御代田町が3位!街の住みここちランキ ング2019<長野県版>のデータに隠されいる真実

住みここちランキングで御代田町が3位にランクイン

軽井沢の隣町「御代田町(みよたまち)」が、いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<長野県版>で3位にランキングされました。

長野県 街の住みここち& 住みたい街ランキング2019
大東建託は長野県在住の2,019名に本格調査を実施。この調査により、長野県の「住みここちランキング」と「住みたい街ランキング」が明らかになった。「街の住みここち」総合トップ5は、安曇野市・松本市・北佐久郡御代田町・長野市・小諸市という結果に。~@DIMEより

調査元である大東建託のリリースには、さらに詳しい情報が記載されています。

いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<長野県版>上位5位

いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<長野県版>を元に作成

調査概要を見ると「実際に住んでいる人々がその街に対してどのように感じているのか、また、どこに住みたいと思っているのかを、大規模な調査によって明らかにすることで、人々の住まい選びをより最適なものにし、幸福な住生活の実現に資することを目的にしています。」とのこと。

そして回答項目は55項目で、下記カテゴリーでの集計になっているようです。

  • 親しみやすさ
  • 交通利便性
  • 生活利便性
  • 静かさ・治安
  • イメージ
  • 自然・観光
  • 行政サービス
  • 物価

御代田町の評点は、下記の通りです。

住みここち(自治体)ランキング上位の分析より

大東建託「住みここち(自治体)ランキング上位の分析」より引用

実際に住まれている方、移住を検討されている方からみて、この評点は、どのような印象を持たれたでしょうか?

調査データの詳細からよりよい町になるヒントを得よう

御代田町の分析結果で気になったのは、まず全体よりも低い点数であった「自然観光因子」です。項目の詳細は下記の通り。

  • 海や川、山などの自然の充実度
  • 有名観光地や景勝地などの充実度
  • 歴史、伝統

御代田町の自然環境は隣町の軽井沢に劣らず素晴らしいですが、具体的にどうなの?といわれると、すぐには継ぐ言葉が見当たりません。また、有名な観光地や景勝地、歴史、伝統という点では、かなり乏しいのは、在住者でも理解できます。

このような結果から、御代田町に魅力をより全国に広げていくには、”具体的な自然環境のよさ”のアピールを強化するとともに観光地や景勝地となるものを開発していく必要があるといった仮説を立てることができます。

また、高い分析項目として物価家賃安い因子が挙げられますが、こういう強みをさらに伸ばしていって、他の低い項目を牽引していくというアプローチも有効な手段のひとつでしょう。

ランキングの結果を鵜呑みにしないでデータを精査しよう

とにかく、移住希望者が全国トップクラスの長野県下で、御代田町は住みここちの良さが上位であるというニュースはとても素晴らしいことです。

しかし、この3位という結果については、さらに考察して欲しいと考えています。

具体的に説明すると、上位5位の数字をよく見てください。回答数に10倍以上の差があることがわかります。

 

この調査の注釈には「居住地域の満足度について、大変満足:2/満足:1/どちらでもない:0/不満:-1/大変不満:-2という選択肢の平均値でランキングを算出。総回答者数は2,019名で30名以上の回答が得られた行政区が対象。」と記載されています。

回答数30以上を有効としているので、実は、御代田町はギリギリだったんですね。もしこの足切りが回答数100以上に設定されていれば、1位は松本市、2位は長野市となり、1位の安曇野市、3位の御代田町、5位の小諸市は、ランク外という扱いになるでしょう。

それから、評価の点数にも注目です。満足しているが「1.0」点ですので、1点以下は、満足項目よりも満足していない項目の方が多かったということです。「住みここちランキング2019年全国版」を見ると下記の様になっています。

  • 1位:福岡市中央区(1.07点)
  • 2位:東京都中央区(1.06点)
  • 3位:大阪市天王寺区(1.05点)
  • 4位:大阪市西区(1.03点)
  • 5位:名古屋市昭和区(1.02点)

いかがでしょうか?長野県下において御代田町は3位ですが、全国の住みここちランキングでみると、1位の福岡県中央区に0.42ポイントも引き離されています。長野県1位の安曇野市で全国171位、御代田町は200位以下。つまり、長野県下3位であるからといって住みここちが全国の市町村と比較して高いかといえば、それほどでもないのです。

データというのは、こういう盲点があります。数値からよりよい町づくりを考えるのであれば、データ集計のプロセスや閾値等について注視する必要が出てきます。

とはいえ、少数ながらも御代田町の住みここちは悪くないという回答は事実ですので、これをもっと多くの方に共有してもらうという方向性が、よりよい町づくりの考察結果として得られたと思います。

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